最新801News
2009年、夏。
東京都杉並区にて、粛々と、そして秘密裏に進められていた一つの計画があった。
R計画――そう、『となりの801ちゃんR』の開発である。
毎日のように冷たいニュースが地球を駆け巡る中、いかなる状況においても人類に「801」という希望の光を与え続けるべく生み出された『となりの801ちゃんR』。
今回は、それが形あるものとして創出されようとしている現場の様子を、少しだけ紹介しよう。
スペシャルアニメ『となりの801ちゃんR』オープニング制作
A-1 Pictures にお邪魔してきました!
2009年9月10日発売の最新刊『となりの801ちゃん4 特別限定版』。ふろくの豪華DVDにはスペシャルアニメ『となりの801ちゃんR』(監督:山本寛)オープニングムービーが収録されています!!
制作は『おおきく振りかぶって』『かんなぎ』『黒執事』などのビッグタイトルを手がける、あのA-1 Pictures。宙出版『となりの801ちゃん』編集スタッフは、その制作現場にお邪魔してきましたよ!
阿佐ヶ谷にあるA-1 Pictures本社・阿佐ヶ谷スタジオ…さわやかな雰囲気です。
吹きぬけの階段が気持ちよさそうな屋内。正直に言いますと、意外なほどに整っていて素敵でした。
一行は荻窪スタジオへもお邪魔いたしました。室内に入ると『かんなぎ』フィギュアが。○マト運輸様のお出迎え専用?
できることなら一日中見学していたいA-1 Pictures。今回は特別にアニメ制作工程を撮影させていただくことができました。
『となりの801ちゃんR』ができるまで(ちょっとだけ)
(原画は荻窪スタジオ、仕上げは阿佐ヶ谷スタジオにて取材)
原画はアナログで紙に描いて、仕上げの着色はデジタルなんですねぇ…!原画何枚必要なのかしら…。皆さまの血と汗と涙が結晶化して801ちゃん達がアニメとなって動き出します。
ちなみにこれが原画を入れる封筒。赤い(文字の)801ちゃん専用封筒!!
『となりの801ちゃんR』清水プロデューサー スペシャルインタビュー!!
- 清水暁プロデューサー
- 『となりの801ちゃんR』のアニメーションプロデューサーとして制作を統括する清水プロデューサーへの特別インタビューを大公開!全国にナギ様旋風を巻き起こした2008年最大のヒット作、『かんなぎ』でタッグを組んだ山本寛監督とは以心伝心です!!
- (プロデューサーのお仕事について教えてください)
- プロデューサーの役割って多種多様なので、具体的にはなかなかお話しし辛いところがあります。
僕の場合、アニメーションプロデューサーという役割なので、山本監督やキャラクターデザインの門脇さんといった、クリエーターの方たちと近いところでお話ししながら、作品を作っていく仕事です。その上でスケジュールの管理をしたり、スタッフの調整をしたり、予算管理をしたり…その他諸々の面倒なことの管理をしたりします。 - (みんなのお母さんみたいな…)
- そんな偉大なものになれてたらいいんですけど、実際はそうでもなくて割としょぼい感じかもしれません(笑)
- (でも、皆さんからの相談が集まってくる感じですよね)
- ちょっと、苦情係的なイメージもあるといえばある感じですね。
- (制作の環境づくりをするお仕事ですね)
- そうですね。みんながやりやすい環境を整えてあげるのがプロデューサーの一番の仕事かな、と思います。
- (ちなみに、今回、プロデューサーに決まった経緯は…)
- 今回に関していえば、山本監督の方から僕の方に話がきて、「じゃあ、やりましょうか」「面白そうですね」…という感じですね。
- (『となりの801ちゃん』という作品についての印象を教えてください)
- 僕の個人的な印象でいうと、さわやかな作品だな、と。実は、今回のお話をいただく前に、実は1巻だけ読んだことがあったんですよ。妻が読んでまして…。
- (ということは、奥様は腐女子?)
他の人から借りてきたみたいです。それはさておき、扱っているテーマとか、タイトルも『となりの801ちゃん』という、「本当にいいの?」っていうタイトルなのに、なんて言うのか、嫌味がないですよね。
801ちゃんという女の子の日常が描かれてたりだとか、チベ君と801ちゃんの恋愛模様? が描かれてたりとか、まず、そういう意味でさわやかだと思います。
それと、一つの物事をここまで愛せる女の子って実はさわやかなんだな、とも感じます。対象がアニメであったりマンガであったりするというだけで、それって別にテニスで汗を流している女の子と変わらないんじゃないかって。そうやって好きなことを一生懸命に愛せるのって、とても清々しいですよね。801ちゃんの場合ちょっと他人には言いにくい趣味かもしれませんが(笑)でもそういう部分ってきっとみんなあると思うんです。そんな801ちゃんを大きく見守るチベ君は「できた男だなぁ」とも思います。- (実際のチベ君はもうちょっと疲れているかもしれませんw)
- 実際はどうか分からないですけど、作品の中からはそういう印象を受けます。かわいい801ちゃんと包容力のあるチベ君。結構さわやかなカップルというイメージです。
なので、今回のオープニングも、そうしたさわやかさや明るさ、楽しさというのを、山本監督も僕も意識して作っています。 - (お気に入りのキャラクターはいますか?)
- 難しいところなんですよね。くったくのない801ちゃんも好きだし、それを見守るチベ君も好きだし…まぁ、ただ単純にかわいいという理由で妹のひなちゃんということにしておきましょう(笑)
- (今回の制作上で、面白いエピソードがあれば教えてください)
- おもしろい出来事って、大体、意志の疎通がうまくいかない時に起こる気がするんですけど、今回は山本監督とも『かんなぎ』からのお付き合いで、みんな気心知れた仲間でやってて、意志の疎通もスムーズです。なので、あんまり「これは面白ぇや」という出来事は今のところなくてですね、平穏無事に行っています。
- (山本監督が京都の御薗橋801商店街に突然、取材に行かれたそうですが…)
- いや、僕は行ってないんですよ。行ったってこと僕、知らなかったんですもん。でも、商店街の方に「何、撮ってるの?」って声かけられたらしいですね。みんな取材行くと本当になりふり構ずって感じなんで、傍から見てかなり怪しかったんじゃないかと。「ここは撮りたい」と思ったら何が何でも撮らずにはいられませんから、多分、結構な奇行を繰り広げたんじゃないでしょうか(笑)。でも、最後には商店街の方にお酒ふるまってもらったらしいですね。
- (このエピソード、載せても大丈夫ですか?)
- それはいいですけど…もちろん実際どうだったかは分かりませんよ。普通に撮ってただけかもしれませんし。…後で山本監督から「僕らはそんなことしてない」とか「面白おかしく話しやがって」とか言われるかも(笑)
- (山本監督はどんな方ですか?)
- そうですね、制作に対してはすごくまじめな奴という印象もあり、ガンコな奴という印象もあり、逆にゆるいところも、という印象もあり…まとめてみると、皆さんが想像しているより普通の人だと思います。
- (清水プロデューサーから見た第一印象は?)
- 小うるさそうな奴だなぁ、というのが第一印象です。
- (実際にお話ししてみるとどうでした?)
- 実際は全然そうでもなかったです。すごく人の話を聞いてくれるし、それで考えてくれるし、理解してきちんと自分の意見を返してくれる人です。一緒にお仕事する上ではとてもやりやすいですよ。 …そういえば今、某雑誌に小説も書いているらしいですね(笑) いや、どうなるんですかねぇ、楽しみだなぁ。面白くなかったら面白くないって言ってやろうと思ってるんですけどね。小説じゃなくて面白いアニメ作ろうよって(笑) …まあきっと彼のことだから面白い小説を書くんでしょう。きっと。
- (山本監督と一緒に今回のオープニングアニメを制作する上で、大切にしたことを教えてください)
- 今回に関していえば、山本監督のやりたいことをできるようにするっていうのが、僕としては、最大のミッションとして考えています。『かんなぎ』でもそうだったんですけど、山本監督の意図を最大限に実現できるような環境を作ってあげる、ということですね。
それと、原作ファンの期待を裏切らない、「これは801ちゃんじゃない」って言われないように、801ちゃんらしさを山本監督と一緒に出していければな、と思っています。
清水プロデューサー、A-1 Picturesの皆さま、どうもありがとうございました!
スペシャルアニメ『となりの801ちゃんR』オープニング映像収録の豪華DVDが付いてくる! 最新刊『となりの801ちゃん4 特別限定版』は2009年9月10日発売!! お楽しみに。
(c)京都御薗橋アニメーション